歩いてロコモ予防!健康寿命はどんどん延びる!②

「歩く」って凄い! 健康寿命10の秘訣

 

最近、よく家の中でつまずく、階段を上るとき、思わず手すりに手が伸びる、布団の上げ下ろしがきつく感じるようになった…、そんな風に感じ始めていたら、ロコモが進行しているかもしれません。

ロコモって何?聞いたことはあるけど、そんな方も多いかもしれませんね。

ロコモと健康寿命には深い関係があります。


まずはロコモを知って、元気な毎日を過ごすために今日から対策を始めましょう。

■ロコモって何?

ロコモとは正確にはロコモティブシンドローム、運動器症候群と言われます。運動器とは、少し聞きなれない言葉ですよね。

運動器とは、私たちの骨、筋肉、関節、脊髄、神経などが連動して身体を動かす仕組みのことを言います。

これらのうち、どこかに不具合が生じると私たちは身体を思うように動かせなくなります。

ロコモティブシンドロームとは運動器が衰えて、歩くこと、立つこと、座ることなどの動作が困難になる状態をいいます。

これが進行すると、寝たきり、要介護となるリスクが高くなるのです。

つまり、健康寿命の長さはこのロコモティブシンドロームになるか、ならないかで大きく差が出てくるといえるのです。

■ロコモになりやすい現代の生活

どうして、運動器は衰えるのでしょう?もちろん、加齢が一つの原因であることは確かです。
しかしながら、現代に生きる私たちの生活は、そもそも、運動器機能が衰えやすい生活になっているといっても過言ではありません。

人間も「動物」です。

私たちの身体は動かすことでその働きが充分に出来るように仕組みが出来ているのです。

動かすことでその働きを十分に発揮する機能は、使わなければどんどん機能は衰え、低下します。

骨折を思い浮かべてください。

骨折し、ある期間、ギブスに固定された腕や足はやせ細って、ギブスが取れてもすぐには今までのように動かすことはできませんね。

このように、私たちの身体は動かさなければ、衰えてしまうのです。

人間は頭脳が発達したことで、生活をどんどん便利に進化させてきましたそのため、自分で身体を動かさなくても、移動が出来る、ものが動かせる、そんな生活を手に入れました。

そのことで、今度は自分自身がもつ本来の機能を低下させてしまっているともいえるのです。

ロコモは確かに年齢を重ねた私たちにとって、重要な問題ですが、予防することが出来ます。

機能が衰えることがないように、ちゃんと使い続ければいいのです。

体を動かすことを難しく考えず、まずは歩くことから。

歩くことなら、今すぐにでも始められますね。

江戸時代、人は一日に3万歩も歩いていたそうです。

歩くのが当たり前、それしか移動手段がなかったからです。

この3万歩、現代の私たちの約6倍と言われています。

あなたは、今、一日に何歩くらい歩いているでしょうか?

■歩いてロコモ予防!

厚生労働省の「平成25年国民生活基礎調査」によれば、要支援・要介護になった要因として、1位がなんと「運動器障害」が25%と最も多く、2位に「脳卒中」3位「認知症」と続きます。

寝たきりや要介護なる人の4分の1が運動器障害。

この結果、ロコモは本当に深刻だ、ともとらえることが出来ますが、視点を変えれば、ロコモなら予防できるから、寝たきりや要介護になる人は減らすことが出来る!とも言えるのではないでしょうか?

ロコモの原因、それは運動器の衰えでした。

確かに加齢は一つの要因です。

しかしながら、骨も筋肉も私たち動物である人間の機能は動くことで、何歳になっても鍛えることが可能なのです。

あなたのお住まいの自治体でもオリジナルのロコモを予防する健康体操などがあるかもしれませんね。

ぜひ積極的に参加して、身体を意識的に動かす習慣を作りましょう。

ロコモを予防することで健康寿命は延びます!いつまでも健康に生き生きと毎日を過ごしたいですね。

手軽に、今すぐ始められるのは歩くことです。

いつもの買い物をちょっと遠回り、エレベーターを使わずに階段を使う、そんなところから始めてみませんか?

歩く
ことで骨は刺激を受けて丈夫になります。

筋肉
も鍛えられます。

何もしなければ衰えてしまう私たちの身体。

そうなる前に、今日はいつもより長く歩いてみませんか?

■まとめ

ロコモティブシンドロームは運動器の衰えです。

寝たきり、要介護になった人の原因の4分の1は運動器障害です。

しかしながら、ロコモティブシンドロームは予防することが出来ます。

それは毎日歩くこと、身体を意識的に動かすことです。

使わなければ、どんどん衰えてしまう、私たちの身体の機能。

毎日、愛おしく使って、いつまでも元気で過ごしたいですね。


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