あなたは、日ごろから肺炎予防について、何か特別なことをされていますか?
「予防接種は受けたけど、それ以外には特に何も」という方も意外と多いかもしれません。
予防接種もまだ、という方は、あなたが65歳以上だったら、要注意です。
日本人の死因の第3位は実は、肺炎。
それも肺炎による死亡者で65歳以上はなんと95%を占めます。
決して他人ごとではない肺炎。
今日から早速対策をしましょう。
65歳になっていないから大丈夫!?
いいえ、若いうちから、肺炎にかかりにくい体つくりを、さぁ、始めましょう。
■肺炎になる原因は
肺炎になる原因は、主に細菌が肺に入り込むことで起こります。
肺に細菌やウイルスが入り込んだことが原因で、肺に炎症が起きた状態が肺炎です。
特に高齢者は免疫力が衰えていると、細菌に感染しやすく、肺炎を発症しやすいといわれています。
肺炎の原因となる細菌でもっとも多いのが「肺炎球菌」。
ですから日本では、平成26年10月から、65歳以上を対象に、肺炎球菌感染症の定期接種を始めました。
予防接種はもうお済ですか?
■高齢者の肺炎の症状
肺炎というと重症というイメージがありますが、実は高齢者の場合、目立った症状がなく、肺炎を発症していた、ということがよくあります。
高熱があるわけでも、咳が止まらない、ということもなく、なんとなく体がだるい、元気がない、食欲が出ないというようなとき、実は肺炎だった!
ということもあるのです。
また、始めは目立った症状がなくても、急激に病状が悪化します。
最悪は死に至ることもあるので、肺炎はしっかり予防の対策をとっておかなければいけません。
私の仲間が最近、肺炎で亡くなりました。
心臓の病気で1週間くらいの退院予定でしたが、運動は余りやらず好きなお酒を毎日飲んでいたので、身体に抵抗力がなく、肺炎になってしまいました。
予防接種がまだという方は、ぜひ早めにしましょう。
■予防接種をすれば大丈夫?
予防接種は、高齢者が感染しやすい「肺炎球菌」に対しての抵抗力を付けるものです。
すべての肺炎の原因菌に対応しているわけではありません。
予防接種は大切な予防対策の一つですが、それだけで万全とはいえません。
高齢者が細菌やウイルスに感染しやすく、肺炎を発症したときに重症化しやすいのは、身体の免疫力が低いから。
やはり、日頃からの体力作り、特に免疫力をあげるような対策を取らなくてはいけません。
■免疫力をあげるには
身体の免疫力をあげるには、もっとも簡単なことは歩くことです。
歩くことで、全身の血行が良くなると、細胞は活性化されます。
いくつになっても細胞を活性化させることは可能なのです。
これはもちろん免疫細胞にも言えることです。
歩けば歩くほどに免疫細胞は活性化され、免疫システムの働きが高められるのです。
歩くことは、何より簡単。必要な道具も要りません。
費用も掛かりません。大切なのは歩こうと思う気持ち。
現代は生活が便利になり過ぎて、私たちは歩く機会を失っています。
意識的に歩く習慣作りをしましょう。
いつまでも健康で自分らしく暮らしたいですね。
■まとめ
肺炎は日本人の死亡原因の第3位。
そのうち65歳以上は95%以上です。
肺炎の原因菌として最も多いのが「肺炎球菌」です。
定期接種が始まっています。
65歳上でまだ接種していないという方は早めに接種しましょう。
予防接種とともに、肺炎にかかりにくい日常生活が大切です。
日頃の手洗いやうがいはもちろん、免疫力を高める生活をしましょう。
免疫力を高めるためには歩くこと。
歩くことで細胞は活性化されます。
歩くことで、細胞も生き生きと、自分の身体も生き生きといつまでも、健康寿命を延ばして自分らしく暮らしたいものです。