はじめての補聴器視聴! 病院巡りで分かった3っの重要項目とは!

病気

中高年のあなたは、耳鳴り・難聴に不便を感じていませんか?

一般的に50歳頃からはじまり、65歳を超えると急に増加するといわれています。

私、80歳の “ハマじぃ” が「加齢性難聴」と判断され、耳鼻咽喉科に通い、補聴器購入を視野に入れ、視聴体験をしました。

その結果、大手病院に通いましたが、最後まで専門医との接触がなく、補聴器業界の実情もふまえ、3っの問題点を上げました。

補聴器をお考えのあなたに、参考になれば幸いです。

老化による「加齢性難聴」と 発覚!

2020年3月1日、来るべくしてきた傘寿(80歳)を迎えました。

テレビで80歳の老人?が映ると、やだな、ああにはなりたくないなぁ、と人生終わりのように考えていました。

時が経つのは早いもので、いつしか70歳になり、80歳になってしまいました。

私は今まで医者知らずでしたが、79歳の時、人間ドッグ検診で心房細動が発覚し、血液サラサラの薬を飲んでいます。

「加齢性難聴」とはどんな病気?

最近気になるのが、耳の聴こえが悪くなったことです。

「難聴」は「認知症」発症の原因になるみたいで、若いうちに?治療しようと、
2019年9月に近所の耳鼻咽喉科で、下図のように「標準純音聴力検査」を受け、「中等度難聴」レベル:(良聴耳での聴力レベルが40~69 dBHLで補聴器を装用しないと、会話の聴き取りが難しくなる)と分かり、老化による聴覚機能の低下で「加齢性難聴」と判断されました。

「加齢性難聴」は、音を感じる部位が障害される感音難聴で、主な原因は、蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受け、その数が減少したり、聴毛が抜け落ちたりすることです。

出典:日本耳鼻咽頭化学会

その後、再確認で他院にも行きましたが、同じ結果でした。

大手総合病院の、専門医は新患者を診察されない!

大手総合病院の専門医は敷居が高い!

ネットで大手の総合病院を探し、耳鼻科では、耳鳴り・難聴専門医が4人在籍し、以下のコメントで宣伝していたので、優秀な医師が揃っていそうなので、安心して任せられると思い、通院することにしました。

補聴器適合判定医、補聴器相談医と言語聴覚士が、認定補聴器技能者と連携してそれぞれの難聴に応じた補聴器を選び、調整(フィッティング)をします。

必要に応じて補聴器適合検査を行います。

貸し出し試用期間の1~2か月間補聴器を使い続け、聞こえ方を脳に慣れさせながら、認定補聴器技能者に調節してもらいます。

引き続き補聴器の細かい調整を行い、購入(保険診療外)となりますが、そのあとも、定期的に補聴器の調整を行います。

と書かれていました。

 

最後まで専門医の診察はなかった!

自宅から電車で1時間以上かけて総合病院の耳鼻咽喉科へ行き、紹介状がないので初診療養費3千円を払い、待合室で待つこと30分、診察室に入るとお役目の終えた?年配の男性医師が対面してくれました。

今までの経緯を話し、補聴器を試聴したいと話したら、早速、言語聴覚士のいる防音室に入り、他院と同じ標準純音聴力検査をしました。

検査が終って、診察室で検査結果の説明を聞き、前回と同じ中等度難聴レベルでした。

経過観察のため、飲み薬(めまい止め、抹消性神経障害改善薬)1ヵ月分の処方箋をもらい、1ヶ月後に再診することになりました。

2回目に再診したときは、同じ医師の対面で、服薬効果の状況等、今後の診察の話を聞き、今度は「語音聴力検査」:(母音・子音をどこまで正確に聞きとれるか調べる検査)をするため、「聴力検査室」へいき検査しました。

3回目の再診では、若い女医が対面で、前回の検査結果の報告があり、“普通は高い音が聞こえにくいのに、よく聞きとれていますね” と言われました。

補聴器視聴の話をしたら、まだ必要ないのでは…と独り言のように聞こえました。

委託先の「認定補聴器専門店」の技能士が対応!

補聴器視聴の予約は、混んでいるので3週間先の予約をしました。

4回目の再院で、待合室で2時間ほど待たされ、部屋に入ると若い男の人に「認定補聴器技術者」の名刺をもらいました。

日本耳鼻咽喉科学会では、一定の研修を修了した医師を「補聴器相談医」とし、公益財団法人テクノエイド協会の補聴器の専門的な、知識や技能の習得試験にパスすると「認定補聴器技能者」になり、認定補聴器技能者が常勤し、補聴器販売の設備、器具の整備を含む審査基準を満たした店舗は、「認定補聴器専門店」として認定されている。
                         出典:愛知医科大学耳鼻咽喉科 内田育恵

名刺には8店舗を経営する「認定補聴器専門店」の「認定補聴器技能者」と書いてありました。

はじめての補聴器の視聴に戸惑う

早速、試聴者用の補聴器に、私の検査証を見ながらデータを入力し、私に何度も耳に装着しては調整し、自分にフイットした補聴器が決まるまで、1時間くらいかかりました。

補聴器は、最新式みたいで小型化で、音量調整も装着したまま簡単にできますが、テレビ、会話等、環境によってはボリュームを変えなければなりません。

はじめて試聴してみて、多少の違和感はありましたが、まず慣れることだと妥協し、1週間後に再診することになりました。

家に帰り、付けたり外したり、テレビ、携帯電話、会話等1週間ぐらい視聴しましたが、慣れないせいか、装着しているとわずらわしくなり、補聴器を外している時間の方が長くなりました。

1週間経ち、技能者と日程が合わず、病院へ行かずに直接販売店に行き、一人でやっているので待たされ、やっと補聴器を調整してもらいました。

なんと自宅から待ち時間を入れると、まる半日かかってしまいました。

やはり補聴器はわずらわしい!

家に帰り、補聴器に慣れようと努力しましたが、外した方が良く聞きとれるので、いろいろ考えた末、補聴器を装着するには、時期早々だと判断し、キャンセルすることにしました。

補聴器の主流は外国製がほとんどで、日進月歩、小型化され、デジタル性能が良くなっているみたいですが、早く国産品も頑張ってほしいですね。

補聴器の価格は、一般的には両耳で2~30万円ですが、高ければ高いほど品質がよくなっているみたいです。

※物が小さいので、紛失する人が多いと聞いています、高い買い物に注意しましょう。

まとめ

今回、私は補聴器を購入するため、ネット、専門書等で情報を収集し、町医者、大手総合病院へ通いましたが、私の予想は裏切られました。

問題点を記しますと、

① 町医者、大手病院も「補聴器相談医」の資格を有しているが、聴力検査以降は、委託先の「認定補聴器専門店」にすべて丸投げして医師は一切タッチしない。

② 大手総合病院は、耳鼻科の専門医はいるが、何故か初診患者の診察はしてくれない。

③ お近くの「認定補聴器技能者」がいる補聴器専門店、〇〇メガネ店の方が、聴力検査に必要な設備もあり、親切・丁寧にフォローしてくれるので、安心して任せられる。

●補聴器選びの注意点

*便のいい専門店を探し、自分に合った補聴器を選ぶ
*専門店の視聴期間は、通常1週間なので、交渉して長くしてもらう
*慣れるまで1週間に一度は調整してもらう
*補聴器に慣れるまで、平均2ヵ月くらいはかかる

以上簡単に書きましたが、最近、メガネチェーン店でも補聴器に力を入れはじめ、これから各店舗が激戦になりそうなので、値下げとサービスに期待しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。

これを機会に元気な “ハマじぃ” をごひいきください。

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