人生100年時代「歩けば」健康寿命が延びる ①

「歩く」って凄い! 健康寿命10の秘訣

健康寿命という言葉を知っていますか?

これは、単に寿命を表すのではなく、病気になることもなく、介護を受ける必要もない、健康になんの問題もない状態で日常生活を送ることが出来る期間をいいます。

日本では男性の平均寿命が80.21歳、女性は86.61歳です。

それに対し、健康寿命は(2014年)男性71.19歳、女性では74.21歳です。


つまり、男性は平均で9年、女性では13年という時間を病気や認知症などで介護を必要とする状態で過ごしているということです。

この9年と13年、短いと感じる方は少ないと感じるでしょう。

一日でも長く健康寿命を延ばして、病院生活でなく、毎日を生き生きと最後まで過ごしたいですね。

それには、まず、歩くことです!

歩くことには驚くべき健康効果があります。たくさん歩いて健康寿命を延ばしましょう。

■血行促進で健康体に

第二の心臓とも呼ばれる足。

これは私たちの身体を巡る血液が、心臓に戻るために足の筋肉が、ちょうどポンプのような役割をしているからです。

このポンプの役割が上手く果たせないと、血行不良が体のあちらこちらで生じます。

それにより引き起こされるのは、血管中に血栓ができることで発症する脳卒中。

脳卒中は日本人の死因の第3位です。

命が助かっても重い後遺症が残ることがあります。

そのまま寝たきりになる方も少なくありません。

また日本人の死因第2位の心臓病。

これも歩くことによって、足の筋肉がポンプの役割を果たすと、心臓への負担を減らすことができます。

そして、日本人の死因第1位であるガン。

現在2人に1人が、ガンになる時代を迎えたと言われています。

そのガンもまた、歩くことで免疫力が高まるので、発症しにくくなるのです。

これらの大きな病気の原因となる高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病のほとんどは、歩くことによって脂肪が燃焼され、体重が減れば改善されるといわれています。

■足腰が強くなる

歩くことで当然、足腰は強くなります。

筋肉
は何歳になっても鍛えることが可能です。

骨は刺激を受けることで強くなります。

年を重ねて、つまずいて転んだ拍子に骨折し、それが原因でそのまま寝たきりになってしまう人もいます。

足腰を鍛えて
、いつまでも健康で自分の足で歩きたいですね。

■認知症も予防できる

歩くことで認知症も予防できると知っていましたか?

歩くことが認知症を予防するというのは、正確には計算しながら歩くということ。

「病気の9割は歩くだけで治る!」
の著者、長尾和宏医師は著書の中でそのように述べています。

長尾先生によれば、毎日1時間、50から3ずつ引いていく計算をしながら歩くことで、認知症予備軍と診断された方の脳内から、アルツハイマー病の原因物質が消えたというのです。

歩くことで脳は活性化します。

また歩くことで、セロトニンという幸福を感じたときに出る、ホルモンが体内で分泌されることも分かっています。

長尾先生はこれを「幸福ホルモン」と言っています。

認知症が予防でき、幸せにもなれる、歩くって素晴らしいことですね。

■まとめ

健康寿命が延びるという点に注目して

「血行が良くなり健康体になること」
「足腰を鍛えられること」
「認知症の予防になること」

の3つをお伝えしましたが、歩くことで得られる健康効果は、まだまだたくさんあります。

例えば、便秘の解消や、不眠の解消などもそうですが、これら歩くことによってもたらされる効果は、実はすべて健康寿命を延ばすことに繋がっています。

 

歩けば、「血行が良くなる」「足腰が強くなる」なんて当たり前のことではないか、そう感じる方も多いと思います。

けれど、この当たり前のことを出来なくなっているのが、私たち現代人です。

今、歩くことは日常で特別なことになりつつあります。

そして、抱え込まなくていい、病気を自ら作り出しているとさえ言われています。

さぁ、歩きましょう!

健康長寿を目指すには、40~60歳代までは、生活習慣病をマークして「生活習慣」の改善を行い、70歳台以降はボケを意識し、「ボケずに100歳」を目指しましょう。


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