79歳でチャレンジ!「健康管理士一般指導員」の資格取得迄の闘い!

健康

日本人の平均寿命は、第二次世界大戦後に、比較的短期間で急速に伸び、現在では世界有数の長寿国になりました。

この背景には、生活環境の改善や医学の進歩によって、乳児死亡率の減少や、結核などの感染症による、死亡率が激減したことが、大きな要因になっています。

一方で、ガンや脳血管疾患、心疾患などの「生活習慣病」が急増し、近年は認知症や寝たきりのような高齢化に伴う障害も増加しています。

「生活習慣病」の多くは、食生活の乱れや運動不足などより、健康状態から半健康状態(なんとなく疲れやすく、心身ともにすっきりしない)となり、それが病気へと発展していきます。

人生100歳時代になり、健康長寿を目指すには、個人の健康意識や健康に対する意欲を高め、食生活の改善、適度な運動、禁煙、禁酒を心掛け、規則正しい生活を送ることが求められています

「健康管理士一般指導員」を目指して!

私は10年前からはじめた、ウォーキング指導者の経験を生かし、今後、シニアのあなたに「歩け」の実践を踏まえ、健康知識を得るため「健康管理士一般指導員」資格取得にチャレンジしました。

日本成人病予防協会の健康管理士資格が、文部科学省後援の「健康管理能力検定1級」の資格が得られると知り、2017年4月より、資格取得に向け老体に鞭打って勉強をはじめました。

教育内容は、2013年から厚生労働省が取り組んでいる「健康寿命の延伸」のための「予防医学」から「健康管理」まで幅広い教育内容です。

資格取得までのステップ

資格取得までのステップは下図のような流れです。

出典:日本成人病協会HPより

教材は全6冊(全1,025頁)で、生活習慣病を予防するために知っておきたい知識を、分かりやすく、図やイラストなどを使い、膨大な充実した内容のテキストです。

予防医学を基礎から学べるテキスト

「文部科学省後援 健康管理能力検定1級」の公式テキストとしても対応しています。

出典:日本成人病協会HPより

病気のことはもちろん、それを予防するための実践的な運動や食生活の管理など、毎日の健康管理に必要なことや、生活する上で知っておきたい医療制度や、介護保険制度についての基礎知識も学習できます。テキストの一部を紹介します。

この講座は、通信教育なので、独自に勉強しなければなりません。
6冊のテキストを月1冊のペースで勉強し、3冊の添削問題集と、1冊の総合受験対策問題集を、4ヵ月にわたり添削指導教育になっています。

添削指導スケジュール

下記がスケジュールの目安ですが、学習期間を延長することもできます。


出典:日本成人病協会HPより

このスケジュールでは、私にとってはハードですので、私なりにかけて、毎日、勉強することが日課になっていました。

添削問題もなるべくテキストを見ないで、8ヵ月間勉強し、何とか受講修了証をもらうことができました。

合格対策講座は必須!

さあ、次は通信講座の総復習、資格認定試験対策を目的としたオプションの「合格対策講座」を試験日の1ヵ月前に申し込み、受けることになりました。

通学形式の4時間の講座で、テキストと模擬試験とポイントをおさえた解説で、試験前の最終確認が把握できる講座です。

講座の最後に、参考資料として実際の試験の1/3の時間(30分)で、問題数の模擬試験を行いました。

本番をイメージしながらの試験ですが、問題が難しいのと○×以外に記述方式もあるので、専門用語が浮かんでこないので、60%しか回答できませんでした。

力試しとはいえ、誰となく大学受験より難しいとの声も聴かれました。

資格認定試験は時間が足りない!

さあ、いよいよ資格認定試験にチャレンジです。

試験会場は、北海道・東北、関東、東海・北陸、関西、中国・四国・九州エリアで、年間各会場で、1~3回行っています。

私は横浜なので、第1回目の受験は、東京お茶の水の明治大学試験場へ申込みました。

当日、会場に150人位の受験者がおり、年齢的には30代から50代が多く、特に女性が目立ち、高齢者は数えるほどでした。

試験は、200問の内、○×、記述式で制限時間90分ですが、ほとんどの受験者が、時間が足りないとの声がささやかれていました。切れで答えられず、私は80%位しか回答できませんでした。

過去の問題例を一部紹介します。

毎回、問題の内容が違うので、そのたびに「合格対策講座」を受講する必要があります。

私みたいな高齢者は、数少ないので、中には5回・6回不合格となり、中には自分のために勉強している人がいると聞きました。

私も3回目には、4ヵ月かけて勉強したので、栃木県の宇都宮まで行き受験しましたが、合格できませんでした。

3回不合格! 4回目のチャレンジ!

さすがにもう無理だから諦めようと思いつつ、人生最後のチャレンジだと思い、自分にハッパっをかけ、これが最後だと自分に言い聞かせ、4回目の受験に挑みました。

やる気満々で迎えた当日、開始の合図とともに、試験問題をザーッと目を通したら、幸い過去にやった問題が、いくつか目に付いたので、これはいけると思い力が入りました。

時間との勝負なので、分かるところから書き始め、難問題は無視して90分の時間が、アッという間に過ぎて、5分前のカウントダウンになり、どうにか見直す余裕ができ、これはいけるとの革新が持てました。

「健康管理士一般指導員」に合格!

2週間後に合格発表が郵送されるので、その間が長く感じられ、待ちに待った封書が届きました。

A3サイズの大きな封筒が届いたので、恐る恐る開いてみたら、待望の合格認定証が入っていました。

その時の感動は今でも忘れられません。

まとめ

今思えば受験に費やした2年間は、過酷な毎日でしたが、普段勉強から遠ざかっていたので有意義な人生でした。

これからは、「歩け」の実践と、「健康管理士一般指導員」の “健康のスペシャリスト” として、シニアのあなたに有意義な情報を発信していきたいと思います。

※参考資料(すべて税込)
・通信講座受講料:テキスト6冊・添削問題集(4冊)=66,000円
・合格対策講座(オプション講座): 7,700円
・資格認定試験受験申込料:6,600円
・合格・資格登録手続料:入会金10,000円・年会費(年間)6,000円

是非、あなたも「健康管理士一般指導員」資格取得にチャレンジしてみたらいかがですか?

● 感想・ご意見がある方は、お気軽に、 こちら から書き込んでください。


 

コメント

  1. kenko.pro より:

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